マレーシアがアジアのデジタルハブに急成長中


ASEANの中でも急速にデジタル化を進めているマレーシア。
その動きが今、世界の投資家から注目を集めています。
マレーシアデジタルエコノミー公社(MDEC)は2025年4月、国内のデジタル関連投資がわずか4か月で162億リンギット(約5,000億円以上)に達したと発表しました。
この投資ブームの背景には、政府の強力な推進策と、グローバル企業を惹きつける環境整備があります。
162億リンギットのデジタル投資が意味するもの


🔹 雇用創出にも大きく貢献
この投資により、6,480人分の新たな雇用が創出されました。
注目の成長分野は「AI・クラウド・GBS」


MDステータスが付与された企業は合計148社にのぼり、その内訳は以下の通りです。
- AI関連企業:27%
- データセンター・クラウド関連:23%
- グローバルビジネスサービス(GBS):11.5%
マレーシア政府はこれらの先端分野において、ASEAN圏内での覇権を狙っています。
政府のコメント|デジタル相とMDEC CEOの展望


マレーシアのゴビンド・シンデオ デジタル相は次のように述べています。
「この投資ラッシュによって、マレーシアがASEANのデジタルリーダーとなる道が切り開かれます。」
また、MDECのアヌアール・ファリズ・ファズィルCEOもこう語ります:
「マレーシアはインフラ、人的資源、政策の3拍子が揃った国です。私たちは国家全体でイノベーション文化を築き上げ、持続可能な成長を後押ししていきます。」
MDオープンデーでの新たな連携と未来戦略


重点協力分野
- ビッグデータ
- AI(人工知能)
- Web3
- ブロックチェーン
- サイバーセキュリティ
支援内容
- 人材育成プログラム
- メンタリングサポート
- 資金調達支援
- グローバル展開のサポート
この協力は特に北マレーシアのスタートアップや中小企業(SME)の飛躍を後押しするものとして期待されています。
🔗 出典
マレーシアデジタルエコノミー公社(MDEC)公式サイト
https://mdec.my/media-release/news-press-release/388/malaysia-attracts-rm16.2-billion-in-digital-investments—-solidifying-position-as-asean’s-tech-hub
おわりに|マレーシアがデジタル経済で世界をリードする日



今、マレーシアは単なる東南アジアの1国ではなく、デジタルテクノロジーの最前線を走る存在へと変貌を遂げつつあります。
国際的な投資の流れと、先端テクノロジーに対する政策支援が融合することで、新しい産業革命の中心地になろうとしています。
この動きは、ビジネス拠点を探す企業や、テクノロジー分野でキャリアを築きたい人にとって、見逃せないチャンスとなるでしょう。
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